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ウェブブラウザのシェアとSSLに関する考察(的なもの…)
Chrome イメージ
まだまだインターネットの黎明期とも言える1990年代頃は、一般的なウェブブラウザと言えばインターネットエクスプローラーやネットスケープだったように記憶しています(“ネットスケープ”ってなに? と思った人は検索してみてください)。2021年現在でシェアの高いウェブブラウザとなると、「Chrome」「Safari」「Edge」「Firefox」「Opera」「IE」に集約されるでしょう。その中でも世界的に見ても日本国内にしぼっても、やはりダントツのシェアを占めるのが「Chrome」です。
■参考情報:Youtube動画
●ブラウザシェア推移をわかりやすく動画で確認(1996年~2019年)
https://youtu.be/es9DNe0l0Qo
●OS(オペレーティングシステム)シェア推移をわかりやすく動画で確認(2003年~2019年) ※おまけ
https://youtu.be/eJuvKn5j_kE
If you can't beat them, join them. (直訳:相手を打ち負かすことができないのであれば従え / 意訳:長いものには巻かれろ)
2021年4月頃のデスクトップブラウザシェアを見てみると、「Chrome」が世界・国内ともに7割近いシェアがあることがわかります。そういったデータを目の当たりにすると、否が応でも「Chrome」が目指す方向性というか施策に合わせた対応というものが必要になることは明白です。
以前のコラム記事でも少々触れましたが、ウェブサイトの常時SSL化の推進は「ユーザーが利用しやすい安全な環境を提供すること」という Google の考えが根底にあります。実はそれら施策のひとつとして、ここで触れたブラウザシェア調査と同じ2021年4月に仕様変更された「Google Chrome 90」から、デフォルトで「https://」へのアクセスを試みる方式に変更がなされました(※下記参照)。
※「Chrome」ブラウザの更新内容: https://support.google.com/chrome/a/answer/7679408#90&zippy=%2Cchrome
当然この変更は「https」接続が優先されることを意味します。また「https」が存在しなかったりアクセスに失敗した場合は「http」へ自動リダイレクトするようですが、常時SSL化してあればそもそもリダイレクトする必要がないので、相対的にページの読込み速度が向上することにも繋がることがわかります。更にうがった見方をすれば、今後もリダイレクトされ続ける保障がないことにも留意する必要がありそうです。
このように、しばらくはシェアの高い「Chrome」の仕様変更に注意を配ることが大切になりそうですね。
2021/06/30 [ 文:スタッフ S ]
日本国内「2021年4月デスクトップブラウザシェア調査」 ※シェア1%以上の製品】
●Chrome:67.55%
●Safari:9.85%
●Edge:7.96%
●Firefox:7.78%
●Opera:2.65%
●IE:1.67%
※StatCounter Global Stats の資料より
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