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Top > スタッフコラム > 2022/05/16 Wi-Fi(無線LAN)の接続が途切たり通信速度が思うように出ない時の原因や対策
Wi-Fi(無線LAN)の接続が途切たり通信速度が思うように出ない時の原因や対策
自宅無線LAN イメージ
近年では職場だけでなく、働き方改革や新型コロナウイルスの流行を機にテレワークでお仕事をされている方も増えていることと思います。
ご自宅でWi-Fiなどの無線LANで接続するケースが増える中、接続状態が悪くなって回線速度が遅くなったり、接続自体が途切れてしまったりすることもあり、このようなことは仕事の効率を落とすだけでなく大きなストレスになってしまうことにもつながります。
そこで、今更ながらのお話かもしれませんが、Wi-Fi(無線LAN)に限らず通信回線の途切れや速度低下がみられる場合の原因と改善方法について、基本的なチェック項目をご紹介したいと思います。
参考情報
●ウィキペディア(Wikipedia):無線LAN
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E7%B7%9ALAN
あまり技術的なことは省いて出来るだけ簡単な内容に絞って4つほどの項目にまとめてみました。
先日、「PowerShell」や「コマンドプロンプト」を使って電波強度を調べる方法についての記事を書いた過去記事ので、だったら通信の途切れや速度低下の原因・対策なども書いた方が良いのかもしれないなぁ…、と考えてこの記事を書いてみることにしました。
それでは早速、通信の途切れや速度低下の原因と対策について、簡単に列挙していきたいと思います。利用されている回線契約や機器により複合的な要因も考えられますので、ご自分に当てはまるシチュエーションを参考にしていただければ幸いです。
【 通信速度が常に遅い・途切れる・頻繁に速度が落ちる際に考えられる原因 】
<1. そもそも回線が古いと通信速度が遅い>
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とても基本的なことですが、ご自分の回線契約を確認してみてください。既に利用している人も少なくなっているはずですが「ADSL」回線を使っている場合はそもそもの通信速度が遅くなります。
また、日本でのADSLサービスのほとんどは、2024年頃にはサービスを終了するようですので、早めに光回線等へ乗り換えることをおすすめしますし、乗り換えることで通信速度は改善されるはずです。
尚、回線の契約によってはプランによって通信速度に制限が設けられている場合もあります。それが原因なら、当たり前ですが速度の早いプランに切り替えれば解決されるはずです。
<2. 機器の故障やエラーを疑う>
LAN配線 イメージ
利用しているルーターやモデム等を観察して、ケーブル類がしっかり接続されているにも関わらず、電源が入らなかったり何かエラーの表示(※何らかのランプの点滅など機器によって様々ですのでマニュアル等で確認してみてください)が出ていないか確認してみてください。
そもそも電源が入らない場合は故障だと思いますので買い替えるか、レンタルしている機器の場合は契約している回線の会社等に問合せする必要があります。単純なエラーによって繋がらない場合は機器を再起動すると解決することがあります。ご使用機器のマニュアル等で再起動方法を調べて試してみてください。
尚、故障している兆候もないのに通信速度が遅いといった場合は、機器の古さに起因していることも考えられます。あまりにルーターが古いと利用できる通信規格に制限があったり、接続可能な機器数の制限や通信に対する処理能力の限界があったりもします。これはもちろんパソコン側にも同様のことが言えます。
パソコンも含め使用している機器が古いかもしれないと感じたら、製品名や型番からその機種のスペックを調べたほうが良いかもしれません。
<3. 機器を使う場所によって通信が途切れたり速度が低下する>
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利用しているルーターの場所とパソコンの距離が物理的に離れていたり、壁や物などで隔てられていると電波が弱くなって途切れたり通信速度が遅くなったりします。水は電波の進行を阻害する性質を持っているので、意外な障害物としては水槽なども挙げられます。
また、ルーターが棚など(特に金属製)の囲まれた場所に設置されているような場合も、電波を弱めてしまう原因となるので注意が必要です。
距離だけが問題の場合はルーターを利用する場所の近くに設置するか、ルーターの近くでパソコンを使用するかすれば解決します。また、利用しているルーターに可動式のアンテナがある場合は、アンテナの角度を調整すると改善することもあるのでお試しください。
尚、距離に関わらず家電製品(特に電子レンジやコードレス電話機)からの電波干渉がある場合もあります。それらが疑われる際は、現在使用していない周波数帯域を利用出来るようならば切り替えることをおすすめします。
具体的には“2.4GHz”から“5GHz”にすると安定することがあります。ただし、“5GHz”は距離や障害物に左右されやすいという弱点があるので、状況により判断することが必要です。
その他の改善手段としては「中継器」の設置や「メッシュWi-Fi」の導入も考えられます。「中継器」や「メッシュWi-Fi」についてここでは説明を省きますが、興味のある方は調べてみてください。
<4. いつも同じような時間帯に通信速度が遅くなる>
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マンションなどの集合住宅にすんでいる場合、このようなことが起きることがよくあります。
原因は“共有回線”にあり、戸建ての場合には基本的に1本の光回線をその家で利用していますが、集合住宅の場合はその1本を他の部屋と共有して使っていることが多いため、利用者の多い時間帯、もしくは通信量が多い際には通信が滞ってしまいがちです。
そこで、最も簡単なのは通信が混み合う時間を避けてしまえば全て解決です。ただ、特に仕事での利用の場合にはそういう訳にはいかないという方がほとんどだと思います。
実は少々厄介なのですが、大家さんやオーナーさんの許可・月額費用の高額化を我慢する・利用出来るまでに時間が掛かることが多い、といった点をクリアしていけるのであれば、集合住宅でも戸建ての回線プランで光回線を占有することも可能な場合もあります。一度大家さんやオーナーさんに相談してみるといいかもしれません。
尚、集合住宅の建物内の配線方式を「光配線方式」に替えられれば解決する場合もあります。説明は省きますので詳細を知りたい方はご自分で調べてみて、大家さん・オーナーさんに相談してみてください。
いかがでしょうか?
家の間取りや設備の問題などで、おいそれと通信品質の解決ができない場合もあると思います。しかし、実は原因は単純だったといったことも多々あるのも現実です。
通信が途切れてしまったり速度が遅いと、大事な会議や打合せに支障が出てしまうこともあります。それだけでなくそもそも仕事の効率が悪くなりますし、余計なストレスの原因にもなりかねません。
甚だ簡単に書きすぎてしまったので参考になったかどうかはわかりませんが、問題があったら何が原因なのかを考えて解決することが重要です。
この情報が少しでも誰かの役にたつのであれば本望です…。
2022/05/16 [ 文:スタッフ S ]
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